【症例】右腰痛(臀部痛)の原因は股関節か腹筋か

 

右腰(臀部)が痛いという介護職の女性。

「前かがみ」「しゃがむ」「物を持ち上げる」動作で痛いとのこと。

動いてもらうと
立って「前かがみ」では痛いが
座って「前かがみ」では痛くない。

「しゃがむ」動作は、股関節が曲がる動作。
仰臥位(仰向け)で
術者が脚を持ち上げ股関節を最大に曲げても痛くないが
自分で脚を持ち上げると右腰に痛みが出る。
それも左脚を持ち上げた方が痛みが強い。

「物を持ち上げる」動作で負荷がかかるのは背筋、殿筋、(腕)。
腹臥位(腹ばい)になって
脚を上げ、大殿筋に負荷をかけても痛くない。
背筋で起き上がっても痛くない。

総合してみると
身体の後部である腰背、臀部(お尻)に負荷をかけ、筋肉を収縮させても痛みは出ず、
身体の前部である腹筋や股関節前部の筋肉に負荷をかけたときに右腰に痛みが出ることから

第1段階としては
腹筋、股関節前部に原因があるのではないかと推定してみる。

施術の結果は良好でした。

施術後の感想は「不思議~」
右尻(腰)の痛みの原因が「前」にあったのは不思議なようです。

筋筋膜系の痛みには、
①その部分が収縮(つる、攣縮、スパズム)して痛みが出る場合(こむら返りなど)と
②ある所が縮んでいて、反対側が引っ張られて痛みが出る場合があります。

今回のケースは②でした。

尚、関節がズレている場合は、関節を整えます。

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