2日後に筋肉痛になる理由

「運動して2日後に筋肉痛になった。オレも歳とったなぁ!」
よく耳にするフレーズですね。

筋肉は、髪の毛より細い筋線維がたくさん集まって太い筋肉になっています。
その細い筋線維の1本1本には、痛みを伝える神経はないのです。

そして、筋肉のいちばん外側には筋膜というもので包まれていて、この筋膜には、痛みを伝える神経が通っています。
鶏肉や牛肉でもよく見かける乳白色の薄い膜です。

激しい運動をした時に、その筋膜が傷つくと、すぐその場で痛みを感じます。
これは、いわゆる肉離れです。

では筋肉痛とは何かというと、筋線維がところどころ切れてしまった状態といわれています。
その筋線維自体には痛みを伝える神経はないですから、その時は痛くないのです。

しかし、切れてしまった筋線維を修復しようと白血球がたくさん集まってきます。
そうすると、その部分が腫れて筋膜も膨張し、神経が刺激されるため、痛みを感じるようになる、というのが有力な説となっています。

筋肉痛は、一般的には8~12時間で感じ始め、24~36時間でピークを迎えるのですが、歳をとるにつれ毛細血管などでの血流が悪くなったりすると、白血球の集まるスピードが遅くなり、2日後から痛みを感じるようになるのです。

筋肉痛を予防するには、2週間前にあらかじめ軽い筋肉痛を起こしておくと、筋肉は以前より強くなり、筋線維は損傷しにくくなります。
運動前のウォーミングアップ、運動後のストレッチも忘れずに!

if

お問い合わせ

TEL /  0796-22-5660

電話受付時間  7:30~20:30
定休日 日曜日、祝日