怒りは第二感情|自分の気持ちを伝える「私(I)メッセージ」で

心理学では、「怒りは第二感情である」と言うそうです。

つまり、怒りの感情を抱く前に、別の感情(第一感情)が最初に起きていて、
それを感じまいとして、無意識に「怒り」の感情で覆い隠してしまっている、というのです。

上司から頭ごなしに怒鳴られたのを例にすると、
「うっせーなぁ、頭ごなしに怒るなよ!」という感情が湧き上がる他にも、

「オレのどこがいけないのか?」という戸惑い、不安、失望。
「みんなの見てる前で・・・」という恥ずかしさ、みじめさ。
「オレを低く評価しているのか」という恐れ、悲しみ、心配。
「しまった!」という罪悪感。
などの感情が先に起きているものです。

「課長、大きな声で怒鳴るのはやめてくださいよ」

「課長、いきなり怒鳴っても何のことかわからないですよ」

「課長、人の前で叱るのは人望に欠けますよ」

などと相手のことを言うのは、あなた(You)メッセージで反発心を受けやすく、
課長も「何言ってんだ!お前がこんな報告書を書くから・・・」となりかねません。

しかし
「大きな声だったのでビックリしました」

「理由が分からないので、戸惑ってます」

「みんなが見てる前なので恥ずかしいです」

「私は、役に立たないのかと悲しい気持ちになりました」

と自分の気持ちを伝えるのは、私(I)メッセージで、受け入れられやすいとされています。

課長の方も
「そうだったか、すまんすまん。今度は・・・」となる可能性がありますね。

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