2025/05/12
自分に対して持っているイメージがセルフ・イメージです。
セルフ・イメージが否定的である場合と、肯定的な場合で、
他人からの言葉や態度に対する反応が変わってしまいます。
例)
朝起きるとカラダがだるいので会社を休もうと上司に電話をしました。
「今日は、体調が悪いので休みたいのですが」
すると上司は「そうか、こちらのことは心配しなくていい。ゆっくり休みなさい」と言ってくれました。
同じ状況であっても
「自分なんかダメだ」というセルフ・イメージを持っている人の場合、
「どうせ自分なんかいなくても会社はちっとも困らないんだ」と
否定的に受け取ってしまいます。
かと言って、上司が「休まれると困るな。少し無理をしてでも出てきてくれないかな」と言ってきたら
「どうせ私のことなんか、どうなってもいいと思ってるんだ」と受け止めるでしょう。
健全なセルフ・イメージを持っている人であれば
「ゆっくり休みなさい」と言われれば、
「なんて思いやりのある上司だろう」と受け止め、
「少し無理してでも出てきてくれないか」と言われれば、
「そのくらい私は必要とされている」と受け止めるでしょう。
自分が、どちらのパターンに近いかを知ることは大切なことですし、
他人との人間関係の中で、
どう言っても否定される場合、相手はセルフ・イメージが低いため、
そのように反応してしまっているということを理解すれば、
自分に非があるのではないかと無駄に悩むこともなくなります。
相手は、セルフ・イメージが低くて、そのように否定的な反応しかできないのですから。
参考までに