2025/05/12
嫌いなタイプの人 あなたはどんなタイプの人が嫌いですか?
どんな人に腹を立てますか?
例えば、 イヤなものに対して 「私はイヤです」 とはっきり言う人を見ると、なぜか好きになれない。
あるいは腹が立ってくる。
「あの人は自分中心でわがままな人だ。
もうちょっと気を遣って、周りとうまくやるべきだ!」などと思ってしまう。
ところが「イヤなものはイヤだと率直に言うことは当たり前のことだ」と思っている人は、
「私はイヤです」 とはっきり言う人を見ても、特に腹が立つことはありません。
実は、「イヤなものはイヤだ。相手がどう思うかよりも、まず自分の気持ちを大切にしたい」
という欲求は自分の中にも潜在的にあるものなのですが、
それを「好ましくないもの」だと、その欲求を抑えてしまっているのです。
相手の○○という部分に対して嫌悪感を持っているなら、
自分の中には○○という感情や欲求がないのではなく、
無意識の中に押し込められ、くすぶっている(【シャドー=影】)のです。
私たちは、子どもから大人になる過程で、
「こうあるべし」という価値観を持って“自我”を形成していきます。
健全な“自我”を育むことで、私たちは自立し、社会生活を円滑に送ることができるようになります。
また、この自我が他人に向けて見せる顔のことを、【ペルソナ(仮面=表の顔)】と言います。
一方、私たちは、自分の中の 「好ましくない」 と思われる感情や欲求を、否定し、抑圧して生きています。
心理学では「他人は自分を映す鏡」とも言いますが、
自分の中のシャドーを相手に映し出して見ているのです。【投影】
この【ペルソナ】【シャドー】【投影】が分かると、
天地がひっくり返るような衝撃を受けるかもしれませんよ。
「太陽が地球の周りを回っていると思っていいたのに、
地球が太陽の周りを回っていたんだ!」みたいな。
長くなりますので、次回、もう少し詳しく解説しますね。