2025/05/15
カルシウム不足になると骨からカルシウムが溶け出して骨はスカスカ、
逆に溶け出したカルシウムで
血液中のカルシウムは増え、血管や筋肉細胞に沈着します。
その結果、 溶け出したカルシウムが血管に沈着すると動脈硬化から高血圧になります。
筋肉では「肩コリ」や「けいれん」となったり、
腱の部分が石灰化して五十肩の原因になったりします。
心臓は、心筋で出来ており、心臓の筋肉が過剰に収縮し、
不整脈を引き起こすことがあります。🫀
溶け出したカルシウムが尿路で固まると「尿路結石」となります。
カラダ全体としては、カルシウム不足なのに、
血液中や細胞内にカルシウムが増加する現象は
カルシウム・パラドックス(逆説的)と呼ばれています。
これは、心臓や筋肉を動かすスイッチの役割を果たしているのがカルシウムで、
血液中のカルシウム濃度は常にモニターされていて、
濃度が低くなると骨からカルシウムを溶かして補充することから生じます。
マグネシウムが不足していてカルシウム・パラドックスを起こす場合もあります。
カルシウムを補給する際、カルシウム単体のサプリメントを用いるのは危険です。☢️
血中カルシウム濃度が上がり過ぎて、不整脈を起こすことがあるのです。
サプリメントを用いる際には、マグネシウム(Mg)を含んだもの、
Ca:Mg=2:1から1:1のものを選ぶようにしましょう。
じゃこ、小魚は、カルシウムとマグネシウムの割合が良いので、日常的に食べる習慣を持つと良いでしょう。
ちなみに牛乳はCa:Mgの割合が10:1なので、
マグネシウムを多く含む緑色の野菜や海藻🥒、ごま、ナッツなどと一緒に摂ることをオススメします。