そもそもステロイドも体内で作っています

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精神的なストレスがかかった時に消化不良、胃が痛くなる ということが起きてしまうのは、よく知られていますね。 人間の身体は、とてもよく設計されていて、 ストレスがかかった時も、 身体の中では様々な物質が作られています。 いわゆるストレスホルモンという物質で アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾールが代表的です。 (ちなみに、これらは薬局にも売っています) 昔々、まだ農作が行われていない頃、 人類は狩猟によって食べ物を得ていました。 熊やイノシシに出会った時、 戦うか、逃げるか、 瞬時に判断し、 戦うにしても、逃げるにしても 脳や手足に血液を送らなければなりません。 カラダの中の血液量は一定ですから どこかの血液を脳や手足に回す必要があります。 戦っている時、逃げて走っている時には 食べ物を消化していなくてもいいので 胃腸など内臓へ血液を送るより 脳や手足を優先して血液を送ります。 コルチゾールは、エネルギー源であるブドウ糖を血液中に増加させて、 脳や手足の筋肉に送るための準備をします。(血糖値が上がる) ノルアドレナリンは、興奮、緊張して集中力を高めます。(覚醒し、眠くならない) アドレナリンは、瞳孔を開いて、相手をよく見えるようにし、 心拍数や血圧を上げ、脳や手足の筋肉に血液を送ります。(高血圧となる) また、気管支を拡張させ、肺に空気を送りやすくします。 これらのストレスホルモンは、 戦う時、逃げる時には必要なものですが、 狩猟は、通常、長時間に及ぶものでもありません。 狩りが終わればリラックスしてストレスホルモンの放出も終わって、 血糖値や血圧も下がります。 とても良くできたシステムが、DNAにプログラムされています。 (誰がプログラムしたのでしょう?) しかし現代のように、狩猟で、ではなく、 精神的なストレスが長時間続くようになると 高血圧、高血糖な状態も長く続いてしまいます。 内臓への血流も悪い状況となって消化不良や胃痛となり、 太田漢方胃腸薬のお世話になることになってしまいます。 コルチゾールは、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)とも言われ、 病院では様々な病気を改善させるのに用いられていますが、 そもそも、身体の中で作られているものなのです。 ところが、本来は、副腎で作られるはずの副腎皮質ホルモン(ステロイド)も ず~~っと出し続けていると、副腎が疲弊してしまい、 必要な量を作ることができなくなってしまうわけです。 あらゆる症状は、生活習慣を見直してほしいという 「身体からのサイン」とも言われています。 ”少しずつ”生活習慣を変えることで 本来の自分を生きることができるのでしょうね。 ”少しずつ”というのは、 人間には「ホメオスタシス」という 恒常性の維持機能があるからです。 つまり現状を維持しようとする本能があるのです。 急に変わることは生死に関係し、危険だと潜在意識が判断するためです。 東から西へ、いきなり180度逆の方向に進むのではなく、 今日は1度だけ方向を変え、明日はさらに1度だけ、明後日もさらに1度だけ・・・ と続けて行けば、やがて違った景色が見えてきます。 それまで、私も根気よく、 一気には変われない皆様とも共に寄り添いながら、 本来の姿に近づけるよう、 お手伝いさせていただきたいと思っています。
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