2025/05/12
「不快な感情」は、こころを苦しくさせますよね。
精神科医で多くの著書を出されている水島広子さんによると
「悲しみは何かを失ったことを知らせるサイン」
「悔しさは自分の尊厳が傷つけられたことを知らせるサイン」
「怒りは困ったことが起きていることを知らせるサイン」
「不安は安全が確保されていないことを知らせるサイン」
というように、どんな感情も自分を守るために備わったものであり、
決して悪いものではないのです。
どんな感情も人間として、当たり前に備わっているものであり、その感情を感じてしまうことも当たり前のことなのです。
マザーテレサだって、イライラすることがあったくらいですから。
不安、怒り(怖れ)や劣等感などの感情は、消そう(否定しよう)としてもなかなか消えるものではありません。
消そうと執着すればするほど、その感情は大きくなっていき、大きなエネルギーで抑圧されていきます。
そして、その抑圧された感情は潜在意識に植え付けられ、やがて何かのキッカケでスイッチが入り爆発してしまいます。
感情は、充分に感じると解放されます。
「その感情を感じるのは、人として当たり前」 「そう感じてもいいんだよ」 ということを認識しながら
その時に、胸に両手を当てて、その感情を感じてみてください。
だんだんと楽になってくるのが、分かると思います。